お医者さんが耐性菌を見分ける方法

耐性菌とは、薬に対して耐性を持っている細菌の事です。
免疫などのように、度重なる薬の服用によって細菌がその薬に対する抵抗力を高めてしまったものです。

細菌が薬剤に獲得する耐性には二つの種類があり、元来獲得している「自然耐性」と後天的に獲得する「獲得耐性」があります。

緑膿菌などは抗菌薬に対する自然耐性が強く、こうした薬が効き辛い菌の一つです。
獲得耐性とは、薬に対応する細菌の構造が変化し、薬剤が効かなくなってしまった細菌の事です。

耐性菌の見分ける方法はお医者さんでも容易ではありません。
一般的に耐性菌は健康な方がかかっても無害であり、そのまま排出されます。
なので耐性菌は免疫力や体力の低下している患者の多い院内感染によって発覚する事が多いものです。

院内で爆発的に流行した病に抗生物質などの一般的な薬剤が効かない場合、耐性菌の出現が疑われます。
一般的な細菌と耐性菌を明確に見分ける方法は、菌の検出後、遺伝子分析を行なわなければなりません。

なかには検出が難しい耐性菌もおり、適切な治療が遅れるケースも目立っています。

有効な治療法が見つかっていない耐性菌は、患者を個室に隔離したり予防を徹底するなど、封じ込め策を講じて病気の収束を待つしか手がありません。