耐性菌とは

耐性菌とは、細菌の中でも、殺菌や増殖抑制の物理的、化学的作用に耐えて増殖できる異変株のことを言います。
薬剤耐性菌と呼ばれることもあります。
一般的には、抗生物質などの化学療法剤では効果がない病原菌のことを指します。
耐性の機序として、薬剤を活性化する酵素の産生、薬剤の細菌細胞内への透過性低下などが挙げられています。
耐性菌の出現については様々な説がありますが、抗菌剤が標的とする細菌の酵素や、たんぱく質に突然変異が起きることで、抗菌剤が効かなくなる場合もあると言われています。
急速に耐性を発達させることで、薬物耐性が出来るのです。
抗生物質や化学療法剤、紫外線やバクテリオファージなど、細菌が本来生育や増殖を阻害されるはずの要因が存在する環境下や、場所であっても、細菌が生育を続けていることがあるのは、このためです。
有名な耐性菌には、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌があります。
身体が弱った人にこの菌が感染すると、血液中で増殖して敗血症となり、死に至ることもある恐ろしい菌です。
耐性菌のため、抗生物質が効きにくく、日本中に存在します。
身近なところでは、「とびひ」として症状が現れます。
以前は抗生物質で治っていましたが、最近は効果も薄いようです。